【メキシコ】海外のクリスマスの過ごし方② クリスマス当日編 in Real del Monte

前回に引き続き今回もメキシコでの１２月２５日・クリスマスについて書いていきます。現在、メキシコ人フィアンセの家で家族(両親と妹)と同居中です。

クリスマス当日の朝は昨晩の残り物をみんなで食べた。食べてお母さんが突然「これからPachuca(パチューカ)に行く」と言ったのでてっきりウォルマートへ買い物に行くのかと思って車に乗った。ウォルマートを通り越してどんどん山道を進んでいく。山道の脇にはがけ崩れがあったような雰囲気で大きな岩がごろごろ転がっている。たくさん穴が開いた洞窟みたいなのがあるけど鉱山？？時折故障した車が道路で立ち往生している。何かおかしいなと思っていたらだんだん息苦しく感じてきて窓の外を見たら飛行機からの景色のように雲が下に見える。

着いたところは標高２７００ｍのHidalogo(イダルゴ州)、Real del Monte( レアル・デル・モンテ。Minenarl del Monte ミネラル・デル・モンテともいう)という町だった。ここはかつて銀の採掘で栄えた場所。19世紀に銀の採掘のためにイギリスからたくさんの労働者がメキシコのこの地に渡った来たらしい。どのくらいの山の高さかというとだいたい富士山の七合目あたり。ほぼ登山ですね。

歴史あるカラフルな街並みはメキシコ版昼ドラ・Telenovela （テレノベラ）のロケ地としてもよく使われるそう。標高が高いのにさらに坂道が多くて少し歩いただけでめっちゃ息切れした。車から降りるとサングラスをかけていても日差しが強すぎてまぶしかったからまともな写真が少ないです。

鉱山採掘の衣装を借りて記念撮影ができる。行列ができていた。

中心街のセントロには大きなクリスマスツリー。写真に写ってる右側の人たちのようなSueter de franela(スエテル・デ・フラネラ)というフード付きのセーターがよく売られている。温かいけどちょっと重たい。私が住んでいる田舎ではよくこのセーターを着ている人がいる。彼のお父さんも風邪気味で寒かったからこのセーターを買って、それ以来夜寒い日に着てる。

ツリーの脇にはキリストの降誕を表現した大きなNacimiento de Jesús(ナシミエント・デ・ヘスース）があった。

セントロには小さいお店がたくさんあって、銀製品、シルバーアクセサリー、革製品、陶器類などのお土産にぴったりなものが安く売っている。建物の上部には「Hotel (オテル＝ホテル)」と書いてあったので宿泊できるのかも。この辺りはリゾート地として有名なようでホテルが何軒もあった。クリスマスのバケーションシーズンだったので犬を連れたお金持ちそうな人たちをよく見かけた。

お店で買ったお土産。(左)アステカのカレンダーのペンダントトップ８０ペソ(６４０円)　(右)グアダルーペ聖母のピアス４０ペソ(３２０円)

革製の小銭入れ。何故かどうしてもこのねぼすけの人の絵が描いてあるお財布が欲しくて買った。メキシコのお札は日本のお金より小さいし、プラスチック製なのでこういう小さいお財布でも快適に使える。しかもお金もってない貧乏なやつに見えるからスリ対策にもいい！(実際貧乏だけど笑)　お財布の裏側に無料で名前を彫ってもらえるサービスをしていたからお願いした。日本人の名前が聞きなれないらしくて、何回も聞き返されてメキシコ人彼氏が言ってもわかってもらえなくて結局ノートに書いてって言われた笑

このお店でかわいいポンチョを３０００円くらいで買った。

通りにも衣料品店や飲食店がいくつもあって賑わっている。音楽がガンガンかかっていてお酒を飲んで軽く酔っぱらっている人もいた。日本人がこんな標高の高い所でお酒飲んだらすぐ酔っぱらって大変なことになるんじゃないかな…と思った。

ここでの名物の食べ物は「Pastes(パステス)」というパイのようなパン。昔、鉱山で働いていた人たちが仕事中にも簡単に食べられるように作られたらしい。家族も大好きでよく食べる。発祥地なのでパステス博物館もあった。

パステスは今週たくさん食べたので、私たちはレストランに行って食事をした。注文したものは魚のフライ、ご飯とサラダ付き。ご飯かフライドポテトか選ばないといけなくてご飯を選んだんだけど、この下に大好物のフライドポテトが隠れていたの～！！めっちゃ感動した。サプライズのクリスマスプレゼント🎁ご飯と全然関係なかったんだけど印象的だったのは、ホールで働いているウェイターのカップルが勤務中なのにイチャイチャしててスゲーって思った。でもあんまりいやらしく見えないから不思議。