かおねひーたのブログ

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【養成講座】絶対に行っちゃダメ!ある老舗養成講座の特待生面接での出来事


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一番最初に見学に行った養成講座で起こったことです。今通っている大手日本語教師養成講座を受講する前の話になります。日本語をオンラインで教えられるようになれば、彼と結婚してメキシコへ住む際にも場所を選ばず働けると思って。海外で働くことは長年の夢でした。

見学に行くと事務の方から、40歳以下の人が受けられる『特待生制度』をすすめられました。書類審査と面接に合格すれば授業料が10万円OFFになると言うのでその場ですぐに申し込みしました。金欠だったので何とか安く受講したかったんです。実はその頃はまだ電車に乗って遠出する元気がなく、なるべく自宅から近い学校を選びたかったので、見学の前から既にその講座に通うつもりでした。でもまさかその面接が、養成講座終了後に併設する日本語学校への採用が優先される、いわゆる採用試験だということは全く知らず…。学校の名前はA会です。

 

現在通学中の養成講座はこちらです👇

kaonejita.hatenablog.com

 

 

kaonejita.hatenablog.com

 

 あと、オーストラリアの養成講座(間接法)も通信で受講しています

そのうち詳しく書きます。

 

説明会の時点で嫌な予感がした

その時の担当者というか唯一の若い事務の女性はとても感じのいい方だだったんですけど、同じ部屋になんかすごい不愛想なパラッパとタマネギ仙人を足して二で割ったような70代近いおっさんがいたんです。その仙人は事務の方の説明を聞いている時に、向かい合わせで座っている私たちの小さいテーブルの横を通りすぎるんですけど、すごい狭い部屋で机の配置もおかしいから通り過ぎる度にテーブルにめっちゃぶつかってくるんですよ。模様替えしようね。

もし会社に部外者が来てたら軽くでも挨拶しますよね。ましてやそんなちっさな部屋です。仙人は1時間の滞在中、一切目も合わせてこなかったんですよね。

 

しかも来年、その担当の女性も同じ養成講座を受けるらしくて『私たち同期ですね!』って言われてなんか複雑でした。内部の人が同じ養成講座受けたら確実に贔屓しますよね笑 そんな状況で正直受けたくなかったです。そして『私たちの他にあと一人受講予定なんですよ~』って言われました。その時は大手のことを詳しく知らなかったので、少人数って当たり前だと思ってたんですけど、受講生三人て少な過ぎやしません??

そこの売り文句が『大手と違ってうちの養成講座は少人数制なので毎回の模擬授業で一人45分間たっぷりできる環境なんです』って。毎回同じ生徒役の日本人二人に対して45分間の授業って…それかコメントはタマネギ仙人からのみだったのかも…。もし入学してたら地獄ですね…。

 

履歴書の提出

事前に履歴書をPDFで提出しました。履歴書書くのめっちゃ久しぶりだったので、この前よく見直したら卒業年度が微妙にずれてました。(無意識の学歴〇称ですね)

面接の日にちを決めてほしいと向こうからメールがあったので、年末だったのでなるべく早めの日にちで第3希望までを出したら全部断られて笑 それなら初めから日にちを指定して欲しかったです。ことごとく相性が悪かったですね。そしてこの後予感は的中します。

面接当日

面接約束の日に校舎にとりあえずスーツを着て来校しました。挨拶なしでした笑 

なんか最初っからめっちゃ変な空気だったんです。とりあえず空いてる教室に誘導されました。

 

筆記試験

A4の原稿用紙に小論文を30分くらいで書かされました。『どうして日本語教師をめざすのか』とかそんな理由でした。とりあえず日本語ボランティアの経験で感じたことや将来メキシコに住む予定なので海外で働ける仕事を選んだみたいなことを書きました。

3対1の面接

筆記の後、タマネギ仙人と二人の女性が部屋に入って来て面接を行いました。

まず最初に聞かれたことは何だと思いますか?

 

「大学で何を勉強しましたか?」

きたよ。今更聞きます?何のために聞かれたのか全然理解出来なかった。彼らの欲しかった答えって一体なんだったんだろ。もうその時点であ~ここはもういいやと思いました。実は自分は大学2年で中退しています。仮に卒業してたとしても、もう10年以上前の話ですよ。これから何かやろうと希望に満ち溢れている人に水差すことが得意な人ってめっちゃ多いですよね。もしその就職面接に合格して働いたら社畜決定だったな。

てかね、多分その日まで履歴書と志望動機書をろくに読まれてなかったと思う。理由は、この学校は教師採用の際は四大卒の学士を取得した人しか採用しないんです。(四大卒、検定合格、告示校が認める機関での養成講座修了の3点セットの人を雇う告示校ってやつです) 

そして応募書類と私の小論文をちらっと見てタマネギ仙人が言った言葉。

 

「君ね、今時大学も出ていなくて日本語教師になろうと思ってももう仕事ないから。メキシコに行って働くって言ったってそれじゃ就労じゃなくてただの労働。今から辞めた大学の教授かなんかにお願いして大学3年からやり直してきた方がいんじゃない?」

 

 そんなお金あったら10万円OFFのために今日ここに来てねーよ笑 

めっちゃ悔しかった。何が一番悔しいって全然コミュニケーションをとろうとする姿勢が微塵も感じられない人が、日本語のエキスパートとか言われて高い地位に君臨していること。そういう人が外国人に日本語教えて社畜予備軍を育ててるって思うと悲しくなった。自分の学歴を否定されたことよりも、『多分この人はボランティアで日本語を教えることも認めていないんだな』って感じた。日本語教室の生徒の顔が浮かんできて辛かった。その時はほんとに心がポキっと折れました。

面接の結果は他の面接官の先生から、翌朝9時にメールで連絡がきました。

早すぎ笑 前から決めてたっしょ。書類で落としてくれてよかったよ。

『面接は不合格でしたが、日本語教師を目指す夢を持っていることを強く感じられたので、是非かおねひーたさんが授業に参加されることを楽しみにしています。』って。

これで行く人いる?

今振り返ると、まだ日本語教師を目指す仲間もいなくて独りぼっちな状況でよく頑張ったなと思う。でも、この出来事があったから『何が何でも今年の日本語教育能力検定に一発で合格してやるぞ!』って気合が入ったんだと思います。だからこの出来事には感謝もしています。もし『特待生制度』の存在を知らずに入学金を払っていたらって思うと…。しかも自分、半年で修了めざしてましたからね。多分、みんな早く資格が欲しいと思いますけど、養成講座は早く修了しても意味ないです。知識が身につかないまま教壇に立つことになるし、採用試験受かるのかな…。後々めっちゃ大変だと思います。模擬授業で悲惨な思いしている人結構見てますから。余程の理由がない限り、最低でも1年以上はかけた方がいいです