👇前回の記事(申し込み編)
〈受講期間〉
2021年3月受講開始~同年12月修了
・一日3~5時間程度の学習
課題レポートは3か月以内に全部記入が終わっていました。早く終わった理由はもう既にヒューマンの講座、検定試験対策で勉強していた内容と同じ部分があったからです。いい復習になりました。でもレポートの提出は一度に一課分しか送れません。添削が返ってくるまで一週間はかかりました。
学習時間はヒューマンの養成講座よりもかなり個人差があると思います。
〈受講時に同時進行していたこと〉
・ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座420時間 (通学・教育実習)
(2020年4月~2021年6月末)
・Japatalkでオンラインチューター (主に中級学習者の会話相手)
(2021年3月~)
・italkiでオンラインチューター (主に初級学習者へ文法指導)
(2021年5月~)
・アルバイト(週2~4回)
(2021年10月~12月)
・日本語教育能力検定合格済み
(2020年12月)
授業のよかったところ
・間接法(英語で日本語を教える方法)で教えられるようになった
オンラインで日本語で文法を説明する時に、英語とスペイン語を使っています。ヒューマアカデミーの模擬授業・実習では全部日本語で教えていました。めちゃくちゃ効率が悪いです。(私が参加していたボランティアでも直接法信仰が半端ないです。)
ヒューマンのカリキュラムは「日本国内の日本語学校で日本語を教える」ことを想定した内容になっています。だから、「外国語が全然話せない人も日本語教師になれます」って言われたけど、絶対そんなことないと思います。ただの言い訳ですね。
英語ができた方が仕事の可能性が広がります。
教科書の文法の説明は英語と日本語訳で書かれています。自分の英語力も向上します。
オンラインで日本語を教える場合は、絶対に英語などの外国語ができた方がいいです。
引きこもり期間に英語の多読を始めたり、ドラマを見て勉強してきたことが本当に役に立っています。
(特に多読は本当におすすめです。会話力、リスニング力が圧倒的に上がりました。)
あと、日本語教師の仕事をする際に、TOEICの点数とか関係ないと思っています。
生徒は教師のテストの点数何て気にしていません。文法知識があって、辛抱強い性格なら大丈夫です。
私は外国語の習得が大好きですが、本当にテストが嫌いです。英文科出身なのにTOEICの点数は650点しかありませんし、英検2級しか持っていません。でも、教科書のおかげで英語で説明することがかなり上手になりました。テストの勉強に精を出すなら、講座の教科書を毎日声に出して読んだりするほうが実践で使える英語を身に付けらると思います。単語の暗記をする時間ももったいないです。教えてるときにわからない言葉があったら、その都度辞書を引けばいいわけですし。その方が自然と覚えられます。
・動詞の辞書形から教えられるようになった
英語圏の生徒には『Genki』という教科書を使って教えています。この教科書は「辞書形」で動詞を教えていきます。一方、ヒューマンなどで日本国内で一番使われている教科書『みんなの日本語』は「マス形」から動詞を勉強します。両方の教え方を知っておくとオンラインで教える時にとても便利です。生徒が今まで使ってきた教科書によって学習方法が違うので、どんな生徒が来ても大丈夫になりました。
また、日本語の文法用語は統一されていません。人によって呼び方や定義が違っていて本当にカオスです。でも二つの養成講座+かおねひーた独自の教科書分析の経験によっていろいろな文法用語に触れられました。教える時にとても役に立っています。
👇「Genki」はこれです
👇「みんなの日本語」
・Youtubeのビデオでオーストラリアの通学授業を見られる
この動画で先生の授業を見ることができます。養成講座を修了しても時々この動画を見てまた勉強しています。文法の勉強は一生続きますね。
あと、動画の中で机の上にお菓子が並べてあったりします笑 楽しそう。もしオーストラリアに住んでいたら、間違いなく通学したかったです。日本国内にこういった養成講座がないのが本当に残念です…。でも日本からオンラインで自由な時間に勉強できるのは本当にラッキーだと思います。
・オンラインで教える方法も少し勉強できた
👇毎回の添削にPDFファイルが添付されてきます。参考になりました。
・自分のペースで勉強できる
ヒューマンの講座はとにかく時間に追われてくたくたでした。毎日頭痛がしていました。模擬授業も昔に比べて回数が減ったみたいですけど、ハードでした。でも、通信講座は自由な時間に勉強できたし、早く終わらせることもできます。もし時間を戻せるのなら、この講座の受講開始と同時にitalkiで教えていると思います。引きこもり時代に始めても良かったかも。とにかくいろいろな授業をして教えながら勉強していくことが大事だなといつも感じています。
・良心的な価格
〈ヒューマン〉
約50万円 +通学の交通費 +通学時の洋服代、鞄代、食事代、etc💦
〈WJLC〉
約15万円✨
ヒューマン高過ぎ…。広告代やばそう。良い先生には巡り合えたし、授業中にいろいろなテキストに触れることがあったし。検定に合格できたのはヒューマンで勉強していたからだとは思います。それに模擬授業や教育実習があったのはよかったです。でも通学がダルすぎた。途中でストレスが多くなって不安症が強く出た時期はとくにきつかったです。コロナ禍もあって友達が全然できなかったので、通学するのが本当に嫌でした。
WJLCは完全オンラインなのでいいですね!重たい教科書を持っていく必要もないし。
それに、WJLCで勉強した内容を初級授業でとても生かせています。特に文法。ヒューマンはコロナ禍で全部変な動画授業だったので…。とても助かりました!添削された課題に毎回先生がコメントをくださるのも嬉しかったです。修了時には推薦状を頂きました。嬉しかったです。
あと、全部PCで完結するとことが自分はよかったです。ペーパーレスだし。教科書は大きいのですが、受講が終わった後にスキャンピーに出して電子書籍化しました。今はiPadで読んでいます。SideBooksのアプリで読むと読みやすいです。でもパソコンが苦手な人は大変かもしれません。
👇スキャンピーの記事はこちら
デメリット
・実習がない
(日本国内の日本語学校に就職したい場合は不利です。個人レッスンなど教える環境がある、または既に教えている人は実習がなくても大丈夫だとは思います。)
・修了しても告示校の日本語学校で働けない
(italkiやPreply等、個人やオンラインで教えようとしている方は問題ないとおもいますが。)
・日本国内の日本語学校や教室で教える場合に向いていない
(私が行っていたボランティアでも英語や中国語等媒介語の使用はなるべく控えるように言われます。全部日本語で教えます。)
・英語とパソコンが苦手な人に向いていない
(教科書の50%以上は英語で書かれています。課題も一部英文で記入します。
教科書の送付以外はメールでやりとりしました。一部教材もパソコンからダウンロードする必要があります。課題レポートはwordで記入します。)
👇ヒューマンアカデミーの記事
👇クソ学校の話