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【メキシコ】やばいんじゃないかと心配していたこと10選&実際の感想


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「治安めちゃくちゃやばいよね?」「メキシコ行って大丈夫?殺されない?」「なんでそんなに危ない所に行くの?」などメキシコに移住することを人に話した時に95%の確率で言われました。日本のメディアによってメキシコは本当にヤバい国のイメージが植え付けられていますよね。他にもメキシコ人彼氏から聞かされていた話のせいで心配していたことがありました。今回はメキシコに来る前に心配していたこと10選と実際に1か月住んでどうだったかを書いていきます。

ちなみに今住んでいる場所はメヒコ州のド田舎で、メキシコ人彼氏と家族と一緒なので日本人だけで行動する時ともかなり違ってくるのかもしれません。

 

①治安

思っていたよりも全然安全でした。これまでスリや強盗にあったことはありません。ギャングに絡まれたことや誘拐されそうになったこともありません。殺されそうになったり殺されそうになってる人をみかけたこともありません。道端でスマホを出して写真を撮っても大丈夫。駐車中に鞄や買い物袋を車内に置きっぱなしでも盗まれなかった。家の門の鍵だけかけて玄関や窓のは日中開けっ放しでもOK。少し都会のパチューカなどに行く時も同じで外で写真を撮れます。

でも市場など人込みが多い所では鞄や財布、スマホに気を付けるように彼氏に言われました。あとメキシコシティに行く時は観光客や外国人も多いし治安が悪い場所が多いので本当に気を付けた方がいいらいしい。特別なことがあってどうしても行かなきゃいけい時以外、彼氏も家族も行きたがりません。

👇お店がごちゃごちゃあって人が多い所は少し注意

②食事・腹痛

想像していたよりめちゃくちゃおいしい😋メキシコ料理はおいしいと有名だったからあまり心配していなかったのですが、日本であまりお肉を食べないので口に合うか少し気になっていたのですが、ほぼ毎日鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉などのメキシコ料理を食べ続けています。メキシコのお肉は日本のお肉に比べて本当に新鮮で臭みがなくてお肉が苦手な自分にも食べやすいです。これは彼のお母さんの料理のおかげもあります。お母さんは本当に料理上手でお母さんのご飯はレストランで食べる料理よりもめちゃくちゃおいしいです。そのおかげでメキシコに来てから太りました~。

しかも想像より油っぽくないんです。日本のご飯のほうが大分油っぽくて、食べすぎるとよく胃もたれしていました。多分主食のご飯も重いんだと思う。

予想よりも日本食が恋しくなることはありません。お昼に日本から持って来た緑茶を飲んだり時々わかめのお味噌汁を飲むくらいで特に無性に食べたくなる日本食は今のところないです。

それからよくメキシコで食べ物にあたってお腹をお壊す話をよく聞くのですが、自分は今のとことそういう経験はありません。まず田舎なのでメキシコシティなどの都市部に比べて水がきれいらしい。水道水で口をゆすぐのは大丈夫。飲めるけどあまりおいしくないです。

それから彼と彼の家族のおかげで衛生的なお店で食べているからだと思います。あまり知らない屋台などのタコスは食べません。外出して食べる時はいつもアルコールジェルを使います。(ジェルは100円くらいでどこでも売っています。)それからお母さんの料理は辛いサルサなしで作ってくれて、後からお好みで各々辛さを調節できるようになっているので胃腸に負担がかかりにくくなっているんだと思います。

メキシコではコーラのような甘い炭酸飲料やジュースがよく売られていて水替わりにみんな飲んでいますが、私は基本砂糖なしの緑茶や紅茶、水などヘルシーな温かい飲み物を飲むようにしています。冷えは万病のもとなので工夫して胃腸を温めるようにしています。ただ屋台などのお店だとお茶がないのでお水か清涼飲料水を頼むしかないのですが。

あと、自分は乳糖不耐症気味で日本にいる時にも乳製品は控えめにしていたのですが、メキシコでも気をつけています。ただこっちのチーズがめちゃくちゃおいしいんですよ。親戚に牧場を経営している人がいたりして新鮮なチーズを食べる機会があるのですが、自分でセーブしないと翌日少しお腹がゆるくなります。

👇お母さんの料理で大好きなカリフラワー料理

スペイン語

彼氏との会話はスペイン語とほんの少し日本語で話します。彼の家族とはスペイン語のみで話します。家族や親戚との会話は50%くらいわかります。理由はメキシコのスペイン語スラングが難しすぎるから😿最初の一週間はみんなが何を話しているのかほぼわかりませんでした。「今まで頑張ってきたスペイン語の勉強は一体何だったんだ~」とショックでしたが、日本語学習者が日本に来て日本語が全然わからない気持ちを理解できました。

メキシコに来て時間があるから大学のCepeのスペイン語コースを受けようと思っていたのですが、料金が高すぎるしスラングを勉強できるわけじゃないから今のところ保留にしてます。買い物の時などは少しわからない時や未だに数字が苦手ですがだいたい決まったやり取りなので今のところ大丈夫です。

メキシコに来るならスペイン語は勉強した方が断然楽しめると思います。理由は大勢で集まることが多いし、恋人と英語や日本語で会話ができたとしても相手の家族とはスペイン語が必要になることの方が多いです。英語は一般的には日本人のようにほとんど使わないので通じない場合が多いと思います。

 

④衛生環境

思っていたよりも汚かった。カルチャーショックを覚えた一番の要因は道が本当に汚いからです。原因はいろいろあって、まず野良犬が多いそこら中に犬がいます。その犬たちの💩が道端の至る所にごろごろ転がっています。そんな道を歩いた靴で帰宅後、家の中を歩くのも苦痛に感じる。

田舎に住んでいるのでコンクリートの道ではなくて砂利道。強風が吹く日は砂埃が舞って黒いスニーカーが真っ白になります。強風によっていろんなところからごみが飛ばされてきて道端にごみが散乱しています。

タコス屋さんなど外で食事をしているとハエが集まってきます。

それから家の掃除に掃除機ではなく、ほうきとモップで掃除をします。ほこりを完全に取り除いて無菌室のようにするのは不可能で、掃除をしてもいつも多少ごみが残っています笑 東京で育ってきたので最初はすごく嫌でした。でも「ここは日本じゃない。ここは日本じゃない。」と自分に言い聞かせたり、「日本はきれいすぎるからこれくらいでも人間は大丈夫なんだ。」と思うようにしています。

メキシコ人はシャワーが好きで毎日シャンプーする人が多いので臭い人に会ったことはまだありません。香水が好きな女性が多いので、香水の匂いがきつい人は時々います。彼のお母さんと妹も香水が大好きなので一緒に車に乗る時は結構気になります。慣れれば大丈夫ですが最初の頃はよくマスクをしていました。

 

⑤運転・交通

メキシコ人はめちゃくちゃ運転が荒いです。時速100km以上のスピードを出す人がほとんどだし、割り込みや車体擦れ擦れで通ろうとする車をたくさん見ました。15歳くらいの子供がバイクを運転していることも。パチューカでは交通事故現場にドラマのように黄色いテープで囲まれている現場に遭遇したこともあります。

車も新しいきれいな車に乗っている人もいれば、今にもバラバラになりそうなオンボロ車に乗ってる人もいます。(それはそれでレトロ感があって時々かわいい車もあります。)

あと、四人乗りの車に8人くらいが乗っていたりカオスな時もあります。

それから彼に言われるまで気がつかなかったのですが、今住んでいる周辺に歩行者用の信号機がありません。道を渡るときは左右を何度もよく見て渡らないと本当に危ない。

 

⑥アジア人差別

メキシコや他のスペイン語圏の中南米の国は親日家が比較的多いと言われています。お店でもよく日本のアニメのグッズのパクリ商品が売っています。メキシコに来るまでアジア人差別は大丈夫と思っていましたが、本当に大丈夫でした。一人で出歩くことはほとんどないので知らない人から「China!(チナ=中国人・アジア人)」と呼ばれたことはまだありません。よくヨーロッパやアメリカでつり目のポーズをされると聞いたことがありますが、そういうこともありません。

ただ、道やお店でメキシコ人とすれ違う時にめっちゃガン見されます👀帽子をかぶっていれば大丈夫って思ったんですけど、それでもアジア人とすぐバレます。顔じゃなくて佇まいでバレるのかな…?最初の頃はジロジロ見られるのがすごく嫌だったのですが、「Hola!」と言って挨拶するとだいたいみんな挨拶してくれます。

住んでいる町では外国人はおそらく自分だけなので都市部に住んでいる人とは少し違ってくるかもしれません。都市部だとアメリカ人や中国人、韓国人も多いので外国人がいてもそんなに驚かないと思います。

 

⑦インターネットの速度

東京で使っていたのがNero光だったのですが、こっちのwifiは時々遅いです。特に19時以降はNetflixなどの動画を見る時、時々止まります。日中は時々遅い時や止まるときがあります。italkiのレッスンをする時は必ず有線LANとパソコンをつなぐようにしています。LANでつないでいても途切れそうになる時があります。雨期になったらもっと速度が落ちるのかなとちょっと心配。ただ日本にいる時よりもZoomなどのビデオの画質がクリアだとよく言われます。

それから私だけかもしれませんが、wifiiPhoneの相性が非常に悪い。最初の一週間はなかなかうまくつなげれなくて日本にいる家族とLINE電話ができなくて不便だった。今もLINEと銀行のアプリを使う時はiPhoneで、その他はドコモのSIMロックを解除したアンドロイドのスマホを使ってます。

👇自分でシムロックを解除した時のこと

kaonejita.hatenablog.com

⑧騒音

パーティー好きが多いメキシコ人は金曜日と土曜日、祝日に自宅で爆音で音楽を流してパーティーをする人が多いです。Cohetes(コエテス)という爆竹みたいな花火を鳴らすのも好きで教会でミサがあった時や何かと街中でパン!パン!と音が鳴っています。犬を飼ってる人&野良犬が多くてよく鳴き声がします。夜中もお構いなしにうるさい時があって最初の頃はイライラしがちだったんですけど、最近は耳栓していればとりあえず寝落ちしてます。最近はニワトリのコケコッコーの声やロバの鳴き声を癒しに感じれるようになりました。

 

⑨停電

日本にいる時にメキシコ人彼氏とLINEしている時によく「今、電気が停電してるからもうすぐスマホのバッテリーが切れるからね。」と言われることがありました。メキシコに来る前は結構心配だったのですが、今のところ一回だけ二時間ぐらい停電しました。italkiのレッスンがなくてよかった~。でも今は乾季なので夏の雨期になったら停電が増えるかもしれません…。

 

⑩魔女・エイリアン

嘘みたい思われるかもしれませんが、メキシコとスペイン語圏の中南米の国には魔女文化があります。いい魔女と悪い魔女がいるらしい👻ハリーポッターみたい笑 彼氏のおばあさんは昔、魔女を捕まえたらしいんですけど正体は近所の顔見知りの女性だったらしい😲魔除けのための指輪やブレスレットがよく売っています。メキシコでは他人に意地悪はしない方がいいですよ。後で魔女に頼んで仕返しされるかもしれませんから…。

メキシコではエイリアンやUFOの目撃情報も豊富です。彼と彼の家族も見たことがあるそうです。しかも自宅で笑 でも来て納得しました。田舎で土地が広いし人口は日本とほぼ同じぐらいだから人影が少ない場所も多いので、エイリアンが散歩しやすそう👽

メキシコは日本に比べて何倍も不便で暮らしにくい国ですが、住めば都って本当だな~としみじみ感じています。

読んでくださってありがとうございました~😊

¡Que tengas un buen día!